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アオゲラの巣作り(その7・最終章) 林間の森にて

アオゲラの巣作り(その7・最終章) 林間の森にて
新築の愛の巣、いよいよ竣工間近か!

4月28日: 二日後に訪れてみると、 巣穴の中からはコツコツ・・・の音色はもう聞こえてこない。 どうやら二人とも留守らしい。 いよいよ完成? だとしたら、二人の長く辛かったであろう新居の建設に心から拍手喝采!この上は早く卵を産んで!と願うばかりです。本章では、そんなアオゲラのこの時期しか見られない、チョコンと巣穴から顔を出す、何度見ても可愛い姿をアップで!

それにしても、いろいろな野鳥の巣作りを見たり聞いたりしますが、アオゲラほど人間の愛の巣造りに似て、日月を費やし、労を施す鳥はホントに珍しく思います。毎年のことなのに、何故に新たなる大木に挑む!? キット若妻が毎年変わるからなのでしょうか?

想えば新婚を控え家さがしに奔走する頃が心新たに蘇ります。新築を!と決意すると・・・ 会社の近く? そして親の近く? どっちの親の?・・・ 一軒家? それともマンション? 結局、猫の額ほどの庭付き、妻の実家近くの一軒家に!それから、設計・施工・・・ と長くもあるが、楽しい二人の家創りが始まる。。。 若き日の想い出。 今やそれを売り払い、バリアフリーのマンションへ・・・ これもまた楽しかりきや!・・・

アオゲラの良太と小夜子も、きっと、人間の若いカップルと想いは同じ! この広い森の何処に? どんな木に? どの辺の高さに? 方角は? キット、何度も下見を重ねた末にこの南斜面の桧葉の🌲を選んだのでしょう。。。。 居間兼用の入口は勿論南向き!

やがて、最初の斧を振り込んでから、永遠ほぼ一ケ月の穴掘り工事が始まる。 設計・施工も全て二人で! ここだけは人間と異なる。その間の二人の建築作業たるや、 交代に斧を振りおろすごとに愛情が深まっていく。愛が深まったころで完成。そして産卵! 正に理想的な愛の形。 感服! 

ところで、キツツキは何故脳震盪を起こさない?  折角の機会に少し勉強してみました。。。神様は二人のために、大木にクチバシでガンガン叩いても、決して脳震盪を起こさない頭の構造を授けてくださったのでした。。 頭部の構造を、たたいたときの衝撃を体全体に分散して受けとめるようにしてくれたのです。強い打撃を生みだす体の構造や動きが、体のうける打撃をやわらげる働きも授けてくださった。 くちばしは、ほぼまっすぐで、元が太く、先がたてに平でノミ状になっている。

「頭骨は厚く、隙間が少ない。上くちばしを支える蝶番を形成している骨は、幅が広く、くちばしの元にかたまっている。これらの骨を支える筋肉(特に翼状突起骨伸出筋と方骨伸出筋)もよく発達し、衝撃を前頭蓋で広く受けとめる。この筋肉は、下くちばしの伝える衝撃も十分に受けとめる事が出来る。。。」 と。。 専門的にはまだ良く理解できませんが、とにかく、子沢山のアオゲラが、あの小さなクチバシによる手【口】掘りの芸術作品に只々敬服するばかりです。  この巣穴に雛たちが顔を出す日が来ることを願って! (完)


(2014/04/28撮) Nikon300s SG500mm
画像上をワンクリック! 150%に拡大してご覧ください。

良太。 巣穴からチョコンと出す顔がとても愛くるしい!
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一ケ月もの長い巣作りに、自慢の赤冠にも綻びが。。。
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この平たく強靭なノミのクチバシで!
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反対側に突き抜けるのでは・・・・ と思うほどの力強さでこの見事な丸い穴!
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暫く叩いては、こうして口を開けてひと休み。 いくら頭の衝撃を緩衝してくれるとしても。。
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小夜子が休憩から戻ってきました。 この体制からチラっ! 」流し目がとても色気があって!
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おや? 小夜子がするするっと巣穴から下に後ずさり。。。
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すると、良太がキョロっと顔を出す。
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小夜子の帰還で、交代するのゥ?
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いつになく、体をグイッと乗り出して・・・
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どうやら飛び出し体制!
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そして、Take Off! 
二人の新居も、いよいよ竣工式が秒読みに! 我らも花束をもって駆けつけねば・・
二人の仕合せな子育てを楽しみに・・・ それまでそっとしておくことに。。。  (完)

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