カイツブリの子育て(その2) 泉の森にて
カイツブリの子育て (その2) 泉の森にて
子育てはかくも大変なもの・・・・
突然、青大将に襲われ平和な生活を破られたカイツブリ親子。 父の甲斐が懸命の追い払に戦いを挑む一方、母の可南子は子供たちをしっかり守る。この二人のチームワークは普段から自然に作られているのでしょうか。。素早い甲斐の行動にあの大きな青大将も尻尾をまいて退散! 子を守る捨て身の力ほど強いものはない!
ふたりの危機管理は更に続きます。二人は早々にこれまでの巣を諦め、即、別のところに引っ越しを強行。 まだ本当の危険さえ知らない二人の子供は親の背に乗り、また後に続いていつもと変わらないペースで新鮮な世界の景色を楽しんでおりました。 親の苦労、子知らず・・・・ とは、こんなに早い時期から身にしみこむのでしょうか。。。。
人間は勿論ですが、 全ての動物にとって、子育って本当に大変なんですね。 唯一人間と違うところは、動物は子供が独り立ちするや否や、もうその子共たちの世話は卒業できる。。。でも、人間にとっては子供の成長に合わせて気苦労の種類と度合が変化することすらあれ、自分たちが息を引きとるその瞬間まで”卒業”という言葉は無いように思えます。。
私たちにとって、これは切なさなのでしょうか。 それとも歓びなのでしょうか。。。。。 カイツブリ親子の天敵に果敢に立ち向かい強く生きる姿が、思わず自分の人生に重なりました。。 カイツブリ親子に幸あれ! (完)
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父親の甲斐。 息子の健を背中に乗せて・・・ 引っ越しがてら散歩にとしゃれ込んだ!
健を載せて大池の真ん中辺まで繰り出してきた。 ここなら あ・ん・し・ん!
父の背中にとって! 最高! こんな楽ちんなことはない!
こんな風に散歩してくれるのは今のうち・・・・ 雛は鶏の卵ほど。。。
小さな親が小さな子供を背に乗せて。 なんとも言えない微笑ましさ!
そこに、新たな住処さがしにいっていた母親の可南子が戻ってきた。
”あなた、葦の茂みの端にいいところが見つかったわよウ!”

二人はさっそく、その茂みの方へ・・・・ そこは最初の巣から30mも先でした。

先頭に可南子が。遅れじと続く娘のカンナ。 父親と健は悠々と後ろから。
何とも珍道中である!
おや? 甘えん坊の二人が一緒に父親の背中に!!
母親の可南子: ほ~ら、甘えてないで、早く着いといで~~・ 引っ越しだようゥ!
おとうさ~ん、ボクお腹すいた・・・・ 健がぐずる。。。。
しょうがんないなあ・・・ 急いでるのに・・・・ と言いつつ、 甲斐は水草を食んで健に!
甲斐も可南子も子供たちに餌を与えながら、まだ完全に去っていない危険に引っ越しを急ぐ・・・
二人の心配は的中! 一度退散した青大将が再び現れた。
でも、単細胞の青大将・・・
現れたのは、さっき水しぶきを挙げた初めの巣のところ。。 もうそこには親子はいない!

青大将は再び諦めて葦の茂みに戻っていった。。。が、これで諦めるはずもない。。。
こんな危険に昼も夜もさらされて、果たしてカイツブリ親子は無事いきながらえられるのか。。
二週間後、大池を我がものの庭のように泳ぎ回り、親にザリガニをねだる健とカンナを見ると、彼らの強い生命力に絶大の拍手を送りたくなる。 もう少しだ! 頑張れ! (完)

大池の森には、下界の出来事はどこ吹く風。。。コサギがやってきた。。
我が道を行く。。。さて、池には旨そうな獲物の魚影があるかなァ?
平和なコサギの呟きでした。(完)

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子育てはかくも大変なもの・・・・
突然、青大将に襲われ平和な生活を破られたカイツブリ親子。 父の甲斐が懸命の追い払に戦いを挑む一方、母の可南子は子供たちをしっかり守る。この二人のチームワークは普段から自然に作られているのでしょうか。。素早い甲斐の行動にあの大きな青大将も尻尾をまいて退散! 子を守る捨て身の力ほど強いものはない!
ふたりの危機管理は更に続きます。二人は早々にこれまでの巣を諦め、即、別のところに引っ越しを強行。 まだ本当の危険さえ知らない二人の子供は親の背に乗り、また後に続いていつもと変わらないペースで新鮮な世界の景色を楽しんでおりました。 親の苦労、子知らず・・・・ とは、こんなに早い時期から身にしみこむのでしょうか。。。。
人間は勿論ですが、 全ての動物にとって、子育って本当に大変なんですね。 唯一人間と違うところは、動物は子供が独り立ちするや否や、もうその子共たちの世話は卒業できる。。。でも、人間にとっては子供の成長に合わせて気苦労の種類と度合が変化することすらあれ、自分たちが息を引きとるその瞬間まで”卒業”という言葉は無いように思えます。。
私たちにとって、これは切なさなのでしょうか。 それとも歓びなのでしょうか。。。。。 カイツブリ親子の天敵に果敢に立ち向かい強く生きる姿が、思わず自分の人生に重なりました。。 カイツブリ親子に幸あれ! (完)
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父親の甲斐。 息子の健を背中に乗せて・・・ 引っ越しがてら散歩にとしゃれ込んだ!

健を載せて大池の真ん中辺まで繰り出してきた。 ここなら あ・ん・し・ん!

父の背中にとって! 最高! こんな楽ちんなことはない!

こんな風に散歩してくれるのは今のうち・・・・ 雛は鶏の卵ほど。。。
小さな親が小さな子供を背に乗せて。 なんとも言えない微笑ましさ!

そこに、新たな住処さがしにいっていた母親の可南子が戻ってきた。
”あなた、葦の茂みの端にいいところが見つかったわよウ!”

二人はさっそく、その茂みの方へ・・・・ そこは最初の巣から30mも先でした。

先頭に可南子が。遅れじと続く娘のカンナ。 父親と健は悠々と後ろから。
何とも珍道中である!

おや? 甘えん坊の二人が一緒に父親の背中に!!

母親の可南子: ほ~ら、甘えてないで、早く着いといで~~・ 引っ越しだようゥ!

おとうさ~ん、ボクお腹すいた・・・・ 健がぐずる。。。。

しょうがんないなあ・・・ 急いでるのに・・・・ と言いつつ、 甲斐は水草を食んで健に!

甲斐も可南子も子供たちに餌を与えながら、まだ完全に去っていない危険に引っ越しを急ぐ・・・

二人の心配は的中! 一度退散した青大将が再び現れた。

でも、単細胞の青大将・・・
現れたのは、さっき水しぶきを挙げた初めの巣のところ。。 もうそこには親子はいない!

青大将は再び諦めて葦の茂みに戻っていった。。。が、これで諦めるはずもない。。。
こんな危険に昼も夜もさらされて、果たしてカイツブリ親子は無事いきながらえられるのか。。
二週間後、大池を我がものの庭のように泳ぎ回り、親にザリガニをねだる健とカンナを見ると、彼らの強い生命力に絶大の拍手を送りたくなる。 もう少しだ! 頑張れ! (完)

大池の森には、下界の出来事はどこ吹く風。。。コサギがやってきた。。

我が道を行く。。。さて、池には旨そうな獲物の魚影があるかなァ?
平和なコサギの呟きでした。(完)

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