カワワセミ 待望の巣立ち その1 初めて見る世界
カワワセミ 待望の巣立ち その1 初めてみる世界!
Day1:親が雛に餌を運ぶ日々が既に4週間。。。ここ2~3日は運ぶ餌も一段と大きくなり巣立ちは間もない。。と地の方が教えてくれました。それから5日目の早朝6時半。川辺べりの木に泥まみれに近い色をしたカワセミがちょこんと留まっているのが目に入る。耳を澄ますと周囲の樹々の中で、チチッ、チチッ と幼い鳴声がしきりに聞こえてくる。。すると、もう一羽が藪の中から舞い降りてきて先の一羽に並ぶ。。。
”巣立ちだ!”まさか巣立ちの日に巡り会えるとは!その感激は一入!思わずシャッターを切る指先が震える、感動の一瞬でした。(4羽の巣立ち)
雛達が卵から孵ってから今日までの間、あの真っ暗な1.5mもある横穴の中でどう過ごしてきたのか。。。外界といえば暗闇にさし込む小さな一点の光りだけ。。。
巣穴では羽ばたきもままならず、果たしていきなり飛び出してうまく飛べるのであろうか。。。目は見えるのだろうか。。。雛たちは暗闇の中から飛び出た瞬間、一番先に何を思うのだろう。。。。頭の中は想像だけが駆け巡る。。。。
”オギャ~ッ”とお母さんのお腹から世の中に出てきた瞬間、自分は何を思ったのだろう。。。。その一瞬たりとも覚えはない。自分が男か女かもわからない。。。
人間なのか、何なのかさえ解からない。 ただ泣くことで母親に生命の維持をせがむ。。。 カワセミの雛と同じだ。。。と思うととても滑稽になる。
カワセミの雛達は想像以上に逞しく、”巣立ちの日”とは思えない、体の腹部こかけてど泥茶色、足はどす黒く、でも背中から翼に掛かる部分は親にも引けをとらないほど、既に鮮やかな藍色に近づいている。 クチバシは親の半分の長さ。でも鋭い。。。 親は何処に?見回しても見当たらない。 キット狩りに出かけているのだろう。。
ここからは自分の知らないカワセミの世界に入っていく。。。カワセミ親子の一挙指一投足が初めて見る光景ばかり。。。雛たちにとって初めて見る世界! どんな一日になるのでしょうか。。。楽しみです!
巣立ちの雛、第一号! 世に出て最初の羽ばたき!!快適なり!(この日、最初のショットでした!)
でも、一人ぼっちで淋しそう。。。。 と思っていると。。
茂みの中からもう一羽が下りてきた。。雛、第二号! どちらが兄貴かまだわかりません。。。
さ~~て、と。。。これから何を。。興味津々・初めて見るものばかり。(左の雛の足はほぼ真っ黒)
左雛:”それじゃあ、チョっクラ飛んで見るか。翼のテストをせにゃならん。”右雛:”それもいいねェ!”
”あらヨットぅ。。。 お前もやってみりょう!” 右の雛もそれにつられて。。
二人の初めての飛行テスト! 飛んでは見たものの、なんとなくおぼつかない。。。 ”ぅぅ~~ん、うまくいかないもんだなあぁ。。。”
”あらよっと~っ” 着地もままならない。。。
左の雛はどうかな? ”体制を整えて、留まり木の上でホバをして。。。” 今度はうまく行きそう?
”あらよっと~っ” ”うう~~ん、留まり木が太すぎんだよう。。。。。" どうやら初飛行は二人とも失敗のようである。。 でも、初めての経験を大いに楽しんでいるよう。。
すると、二人が突然右の方に目を向ける。”どうやら自分たちの失敗を見ていたヤツがいるらしい。。。”
彼らの目の先をみると、そこには第三号の雛が悠然と留まっていた。。容姿はお腹の色も、頭の色も、足も、全容がどす黒いが、第一日目の雛としてはバランスがとても良くとれている。。よう~く見ると、下クチバシの根元が赤くなっているように見える。もしかしたら長女かも。。。 =>その2へ続く
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Day1:親が雛に餌を運ぶ日々が既に4週間。。。ここ2~3日は運ぶ餌も一段と大きくなり巣立ちは間もない。。と地の方が教えてくれました。それから5日目の早朝6時半。川辺べりの木に泥まみれに近い色をしたカワセミがちょこんと留まっているのが目に入る。耳を澄ますと周囲の樹々の中で、チチッ、チチッ と幼い鳴声がしきりに聞こえてくる。。すると、もう一羽が藪の中から舞い降りてきて先の一羽に並ぶ。。。
”巣立ちだ!”まさか巣立ちの日に巡り会えるとは!その感激は一入!思わずシャッターを切る指先が震える、感動の一瞬でした。(4羽の巣立ち)
雛達が卵から孵ってから今日までの間、あの真っ暗な1.5mもある横穴の中でどう過ごしてきたのか。。。外界といえば暗闇にさし込む小さな一点の光りだけ。。。
巣穴では羽ばたきもままならず、果たしていきなり飛び出してうまく飛べるのであろうか。。。目は見えるのだろうか。。。雛たちは暗闇の中から飛び出た瞬間、一番先に何を思うのだろう。。。。頭の中は想像だけが駆け巡る。。。。
”オギャ~ッ”とお母さんのお腹から世の中に出てきた瞬間、自分は何を思ったのだろう。。。。その一瞬たりとも覚えはない。自分が男か女かもわからない。。。
人間なのか、何なのかさえ解からない。 ただ泣くことで母親に生命の維持をせがむ。。。 カワセミの雛と同じだ。。。と思うととても滑稽になる。
カワセミの雛達は想像以上に逞しく、”巣立ちの日”とは思えない、体の腹部こかけてど泥茶色、足はどす黒く、でも背中から翼に掛かる部分は親にも引けをとらないほど、既に鮮やかな藍色に近づいている。 クチバシは親の半分の長さ。でも鋭い。。。 親は何処に?見回しても見当たらない。 キット狩りに出かけているのだろう。。
ここからは自分の知らないカワセミの世界に入っていく。。。カワセミ親子の一挙指一投足が初めて見る光景ばかり。。。雛たちにとって初めて見る世界! どんな一日になるのでしょうか。。。楽しみです!
巣立ちの雛、第一号! 世に出て最初の羽ばたき!!快適なり!(この日、最初のショットでした!)

でも、一人ぼっちで淋しそう。。。。 と思っていると。。

茂みの中からもう一羽が下りてきた。。雛、第二号! どちらが兄貴かまだわかりません。。。

さ~~て、と。。。これから何を。。興味津々・初めて見るものばかり。(左の雛の足はほぼ真っ黒)

左雛:”それじゃあ、チョっクラ飛んで見るか。翼のテストをせにゃならん。”右雛:”それもいいねェ!”

”あらヨットぅ。。。 お前もやってみりょう!” 右の雛もそれにつられて。。

二人の初めての飛行テスト! 飛んでは見たものの、なんとなくおぼつかない。。。 ”ぅぅ~~ん、うまくいかないもんだなあぁ。。。”

”あらよっと~っ” 着地もままならない。。。

左の雛はどうかな? ”体制を整えて、留まり木の上でホバをして。。。” 今度はうまく行きそう?

”あらよっと~っ” ”うう~~ん、留まり木が太すぎんだよう。。。。。" どうやら初飛行は二人とも失敗のようである。。 でも、初めての経験を大いに楽しんでいるよう。。

すると、二人が突然右の方に目を向ける。”どうやら自分たちの失敗を見ていたヤツがいるらしい。。。”

彼らの目の先をみると、そこには第三号の雛が悠然と留まっていた。。容姿はお腹の色も、頭の色も、足も、全容がどす黒いが、第一日目の雛としてはバランスがとても良くとれている。。よう~く見ると、下クチバシの根元が赤くなっているように見える。もしかしたら長女かも。。。 =>その2へ続く

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