カワセミ 愛の給餌 その3 美食のあとは!
カワセミ 愛の給餌 その3 美食のあとは!
Day10: 夫からプレゼントされた愛のご馳走をまる呑みしておなか一杯! ”あなた、早く来て~~~” 胸をときめかして夫を待ちわびる妻。。。そこへ漸く夫が! と思ったら待ち人ならず。。。長男坊が母親を見つけ、餌を求めて飛んできたのでした。。。地球は自分のためだけには廻らない。。とは良く言ったものです。たった今の今までここで母と父が何をしていたのか? そして、これから何が始まろうとしていたのか。。。そんなこと子供に知る由も無い。さっそく無心のおねだりが始まった。。親が獲物を咥えていなくとも胃袋に蓄えていることは周知のこと。
そこへ一足遅くれで父親がさっそうと戻ってきた。。。 でも、何か様子がおかしい。。。 なんと妻の他に誰かいるではないか。。。子供? 果たしてお父さんはどうするのでしょうか。。二人の大切な仕事はおあずけになってしまうのか。。
そういえば、自分たちにも、子供がすっかり寝静まって、いざ鎌倉!と言うときに、また起きだしてしまい、カワセミ夫婦と同じシチュエーションンに遭遇、しぶしぶ、もやみやしながら諦めて寝たことが思い起こされる。。いづれにしても、巣立ち間もない雛には何の罪もないことは確かである。。。(完)
"あ・な・たぁ~、早く来てェ~” 夫のご馳走で満腹になった妻は夫の来るの待ちわびている。。。

と、そこに待ち人ならず、長男が母親を見つけて飛んできたのである。。どうして今?来たのぅ。。。
おかあさん~~! おなかが空いて帰ってきたところに母親がいてほっとした様子・・ 灰色のおなかがいかにも初々しく美しい!。
母親は突然の子供の出現に、言葉が出ない。。”もう、このお邪魔虫ィィィ”と言っているようである。。

”おかあさ~ん、おなかが空いた。。何か食べさせてェェ”両親の大切な時間!とは知る由も無く。。
そこに、お父さん現る!!母と子の真ん中にドカッと止まる(真ん中)。。 子供の来る前にくるべきであった(反省~巣穴の掃除に時間をかけすぎた。。)
”お前、俺と母さんの大切な時間を邪魔する気かっ!!!”"時をわきまえろぅ!!”
怒り心頭!ものすごい形相で子供を追い払おうと。。。 (大好きなショット!)
不覚。。。勢いアマって二人とも水に落ちてしまった。。。
あわてて止まり木に這い上がる。。。(右が父親)
”ホントに、親の心子知らず。。。とはこのことか!” 怒りの理由を子供に言えないもどかしさ。。。。 子供はといえば、いつも優しい親父がどうしてこんなに怒っているのか、さっぱり解からない。。。
父親、頭にきて子供と目も合わせない。。。 ホントに泣きたくなるよお。。。
”親の気持ちを読めっ!て言われても今のボクにはわかるはずないよねェェェ。”と子供は言っているよう。
翼を広げた雛の姿が滑稽。。
父親はすっかり興ざめ。。。あきらめムードで隣の止まり木に移ってしまった。。
飛んで行ってしまった夫を未練に見上げて一言。。、”残念ね。。。また次の機会を待ちますわ。。
こうして、折角の二人の愛の交流は、とんだお邪魔虫の登場でまたの機会にお預けとなってしまいました。 
そんなカワセミ親子の不都合をよそに、すぐ横ではヒヨドリの雛が水浴びを楽しんでおりました。。。
ヒヨドリ君の雛も親とは似つかぬ、可愛さアマって憎さも無い!
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Day10: 夫からプレゼントされた愛のご馳走をまる呑みしておなか一杯! ”あなた、早く来て~~~” 胸をときめかして夫を待ちわびる妻。。。そこへ漸く夫が! と思ったら待ち人ならず。。。長男坊が母親を見つけ、餌を求めて飛んできたのでした。。。地球は自分のためだけには廻らない。。とは良く言ったものです。たった今の今までここで母と父が何をしていたのか? そして、これから何が始まろうとしていたのか。。。そんなこと子供に知る由も無い。さっそく無心のおねだりが始まった。。親が獲物を咥えていなくとも胃袋に蓄えていることは周知のこと。
そこへ一足遅くれで父親がさっそうと戻ってきた。。。 でも、何か様子がおかしい。。。 なんと妻の他に誰かいるではないか。。。子供? 果たしてお父さんはどうするのでしょうか。。二人の大切な仕事はおあずけになってしまうのか。。
そういえば、自分たちにも、子供がすっかり寝静まって、いざ鎌倉!と言うときに、また起きだしてしまい、カワセミ夫婦と同じシチュエーションンに遭遇、しぶしぶ、もやみやしながら諦めて寝たことが思い起こされる。。いづれにしても、巣立ち間もない雛には何の罪もないことは確かである。。。(完)
"あ・な・たぁ~、早く来てェ~” 夫のご馳走で満腹になった妻は夫の来るの待ちわびている。。。


と、そこに待ち人ならず、長男が母親を見つけて飛んできたのである。。どうして今?来たのぅ。。。

おかあさん~~! おなかが空いて帰ってきたところに母親がいてほっとした様子・・ 灰色のおなかがいかにも初々しく美しい!。

母親は突然の子供の出現に、言葉が出ない。。”もう、このお邪魔虫ィィィ”と言っているようである。。


”おかあさ~ん、おなかが空いた。。何か食べさせてェェ”両親の大切な時間!とは知る由も無く。。

そこに、お父さん現る!!母と子の真ん中にドカッと止まる(真ん中)。。 子供の来る前にくるべきであった(反省~巣穴の掃除に時間をかけすぎた。。)

”お前、俺と母さんの大切な時間を邪魔する気かっ!!!”"時をわきまえろぅ!!”


不覚。。。勢いアマって二人とも水に落ちてしまった。。。

あわてて止まり木に這い上がる。。。(右が父親)

”ホントに、親の心子知らず。。。とはこのことか!” 怒りの理由を子供に言えないもどかしさ。。。。 子供はといえば、いつも優しい親父がどうしてこんなに怒っているのか、さっぱり解からない。。。

父親、頭にきて子供と目も合わせない。。。 ホントに泣きたくなるよお。。。

翼を広げた雛の姿が滑稽。。

父親はすっかり興ざめ。。。あきらめムードで隣の止まり木に移ってしまった。。

飛んで行ってしまった夫を未練に見上げて一言。。、”残念ね。。。また次の機会を待ちますわ。。


そんなカワセミ親子の不都合をよそに、すぐ横ではヒヨドリの雛が水浴びを楽しんでおりました。。。

ヒヨドリ君の雛も親とは似つかぬ、可愛さアマって憎さも無い!

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カワセミ 愛の給餌 その2 夫の愛は美味しい!
カワセミ 愛の給餌 その2 夫の愛は美味しい!
Day10:夫から大きな愛のプレゼントを贈られ、愛の大きさをかみ締めながら大きな魚の料理が始まる。妻は夫の愛を受け入れ、三番子はもう間違いなし。巣穴も綺麗に整えられて、準備万端!
果たしてこの後、二人の愛の交換は芽出度く実現するのでしょうか!
お邪魔虫が来なければいいのですが。。。。。
雛たちにとっては、親の子作りなんて知る由も無い。。。
===>その3へ続く
”あ・な・た・ありがとうぅ!愛してるわ!”
”てりくさ。。そんなに何度も言わなくてもいいよ!” 
夫はてれくさそうに飛んで行ってしまった。(実は近くの枝に留まり妻が食べ終わるのを待っていました)
”それでは、魚君、夫からの愛の贈り物、いただきますようぅ!” (魚君は大きな口を開け観念したもよう)
”それにしても、この大きな魚、どう料理しようか。。。” 妻の悪戦苦闘が始まる。。。
先ず、魚の口を自分のクチバシに咥えて。。。。
魚の口をシッカリ固定して。。。 まだ魚は生きているもよう。。。
”あらヨットぅ!” 魚のおなかを押さえ水を吐き出させ。。
それから。。。魚を木にたたきつけて、”ごめんね。息をとめさせてもらうようぅ。。”
これで魚君、静かになったかなあぁ??
魚がもう暴れないことを確認して。。。。
”これでいいかな?” 魚の頭を自分の口に持っていき、準備万端!
”あらよっとうゥ!” 大きな口を開けひと呑み!! 今日の食事はこれで充分!
”ああぁ 美味しかった!” 大満足! ”あなた~ ま・っ・て・ま~す!!"
==>その3へ続く
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Day10:夫から大きな愛のプレゼントを贈られ、愛の大きさをかみ締めながら大きな魚の料理が始まる。妻は夫の愛を受け入れ、三番子はもう間違いなし。巣穴も綺麗に整えられて、準備万端!
果たしてこの後、二人の愛の交換は芽出度く実現するのでしょうか!
お邪魔虫が来なければいいのですが。。。。。
雛たちにとっては、親の子作りなんて知る由も無い。。。
===>その3へ続く
”あ・な・た・ありがとうぅ!愛してるわ!”


夫はてれくさそうに飛んで行ってしまった。(実は近くの枝に留まり妻が食べ終わるのを待っていました)

”それでは、魚君、夫からの愛の贈り物、いただきますようぅ!” (魚君は大きな口を開け観念したもよう)

”それにしても、この大きな魚、どう料理しようか。。。” 妻の悪戦苦闘が始まる。。。

先ず、魚の口を自分のクチバシに咥えて。。。。

魚の口をシッカリ固定して。。。 まだ魚は生きているもよう。。。

”あらヨットぅ!” 魚のおなかを押さえ水を吐き出させ。。

それから。。。魚を木にたたきつけて、”ごめんね。息をとめさせてもらうようぅ。。”

これで魚君、静かになったかなあぁ??

魚がもう暴れないことを確認して。。。。

”これでいいかな?” 魚の頭を自分の口に持っていき、準備万端!

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カワセミ 愛の給餌 その1 愛を確かめ合う!
カワセミ 愛の給餌 その1 愛を確かめ合う!
Day10:雄から雌へのプロポーズ「愛の給餌」は毎年3~4月、雄が初めてのペアリングを試みる年に一度のプロポーズ。。。と思い込み、今年は機会を逸し、また来年と諦めていたのですが、二番子の巣立ちから10日も過ぎた頃、親は二番子に餌を運びながら奇妙な行動を始めました。それは、巣立ちして誰もいないはずの巣穴にしきりに父・母が変わるがわる飛び込んでいくのです。初めはまだ巣立ちしていない雛がいるのかな?それにしては餌を咥えて入るわけで無し。。巣穴にいる時間も3分~と長く、漸く出てくるとクチバシに一杯泥をつけ、飛び出し際に水面すれすれに飛びながらクチバシの泥を洗い落として飛んでいくのです。。そして親同士がしばし枝に留まり見つめあうことが多くなりました。と、いきなり雄が雌に乗り移り、なんと交尾が始まったではありませんか。これで氷が溶けるように漸く不思議な謎が解け始めました。。。親は三番子を作る子作りを始めたのです。しかも、まだ廻りに二番子の雛たちが餌をせがんで甘えている時に、雛たちの前で公然と子作りに励み始め、そのために荒れ果てた巣穴の掃除を始めたのでした。。。
これで、カワセミは一番子を育て終えると、引き続き同じペアで、同じ巣穴を使って、二番子、三番子の子作りをすることがわかりました。丹頂鶴のように一生夫唱婦随の仲とはいきませんが、少なくともその年は同じペアリングでいくようです。。でも、カワセミはとても”浮気者”。子育てを川上で行いつつ、川下でも別の妻と同時に子育てを。。。という話もよく聞くことがあります。 少なくとも鶴見川のペアは節度があり、浮わついた話は全くないようでした。その証拠に、なんと、夫が大きなオイカワを咥えてきて、とまり木で待っていた妻に優しく与えているではありませんか! これが夫が妻への愛を伝え確かめる儀式「愛の給餌」であることが解かりました。人間の世界に”釣った魚に餌やらず。。”という言葉がありますが、カワセミの夫の方がずっと人間味に溢れ、思わず教えられるものがありました。キット二番子を作る時にも同じことをして愛を確かめ合ったことでしょう。。 カワセミの交尾も、「愛の給餌」も、私にとっては初めて見る光景で心中感激の嵐が吹きまくる中、無心にシャッターを押し続けました。。。。 ===> その2へ続く
妻が巣穴に戻っていきました。。。
巣穴の前のとまり木で一休み。。。。
しばらくすると、夫が大きなオイカワを咥えてきました。。
どうやら妻はそれを待っていたようでした。。
”君ィ~、これ君にもってきたんだけど。。食べてくれるぅ?” 夫は控えめに妻に差し出す。。
”あらあぁ~・あなた優しいのね! おいしそうだわぁ!!!” 妻はとても嬉しそう。。。。
”うん、君の大好きなオイカワなんだ!” ”あらあぁ~ そんなに気を使わなくてもよかったのに~~”
”君のために気張って大きいやつをつかまえてきたんだ。。。” ”あらあぁ。。思いやりがあるのねェ

”それではどう~~ぞ!チョットおおきいぞう。。” "だ・ィ・じょ・ぅ・ぶぅ~”
二人の愛を確かめ合う 夫から妻へ! ”1番子~2番子。。。良くここまで頑張ってきたものねェ~” "おかげで疲れが吹き飛ぶわぁ~~~

”お・い・し・いィィィ~~~!”
もうここからは言葉はいらない。。。
二人の世界! 雛たちのことはそっちのけ。。。。
それにしても大きい。。。 ”ちゃんとはいるかな?” ”だ・い・じょ・う・ぶ~”
”ほらあぁね! わあああ、ホントに大きいこと!” ”あ・り・が・と・う!”
愛の伝達大成功!
”じゃあ ゆっくり召し上がれェ~~” 妻はこの大きな魚をどう料理するのか。。。==>その2へ続く
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これで、カワセミは一番子を育て終えると、引き続き同じペアで、同じ巣穴を使って、二番子、三番子の子作りをすることがわかりました。丹頂鶴のように一生夫唱婦随の仲とはいきませんが、少なくともその年は同じペアリングでいくようです。。でも、カワセミはとても”浮気者”。子育てを川上で行いつつ、川下でも別の妻と同時に子育てを。。。という話もよく聞くことがあります。 少なくとも鶴見川のペアは節度があり、浮わついた話は全くないようでした。その証拠に、なんと、夫が大きなオイカワを咥えてきて、とまり木で待っていた妻に優しく与えているではありませんか! これが夫が妻への愛を伝え確かめる儀式「愛の給餌」であることが解かりました。人間の世界に”釣った魚に餌やらず。。”という言葉がありますが、カワセミの夫の方がずっと人間味に溢れ、思わず教えられるものがありました。キット二番子を作る時にも同じことをして愛を確かめ合ったことでしょう。。 カワセミの交尾も、「愛の給餌」も、私にとっては初めて見る光景で心中感激の嵐が吹きまくる中、無心にシャッターを押し続けました。。。。 ===> その2へ続く
妻が巣穴に戻っていきました。。。

巣穴の前のとまり木で一休み。。。。

しばらくすると、夫が大きなオイカワを咥えてきました。。

どうやら妻はそれを待っていたようでした。。

”君ィ~、これ君にもってきたんだけど。。食べてくれるぅ?” 夫は控えめに妻に差し出す。。

”あらあぁ~・あなた優しいのね! おいしそうだわぁ!!!” 妻はとても嬉しそう。。。。

”うん、君の大好きなオイカワなんだ!” ”あらあぁ~ そんなに気を使わなくてもよかったのに~~”

”君のために気張って大きいやつをつかまえてきたんだ。。。” ”あらあぁ。。思いやりがあるのねェ


”それではどう~~ぞ!チョットおおきいぞう。。” "だ・ィ・じょ・ぅ・ぶぅ~”

二人の愛を確かめ合う 夫から妻へ! ”1番子~2番子。。。良くここまで頑張ってきたものねェ~” "おかげで疲れが吹き飛ぶわぁ~~~


”お・い・し・いィィィ~~~!”

もうここからは言葉はいらない。。。

二人の世界! 雛たちのことはそっちのけ。。。。

それにしても大きい。。。 ”ちゃんとはいるかな?” ”だ・い・じょ・う・ぶ~”

”ほらあぁね! わあああ、ホントに大きいこと!” ”あ・り・が・と・う!”


”じゃあ ゆっくり召し上がれェ~~” 妻はこの大きな魚をどう料理するのか。。。==>その2へ続く

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